南北海道情報教育研究会
研究紀要の発刊にあたって

思いがけない中で会長職が回ってきてしまいました。定年退職のため1年間の期限付きでございました。渡島教育研究会連絡協議会の任務も今年度は意外と忙しく、自分としては十分に渡島や函館・桧山情報教育研究会との連携ができないままに終わった感がいたします。渡島の役員の方や函館ネットワークの方々におんぶにだっこで申し訳ございません。「今年の情報教育研究会でどんなことをしたんですか」振り返りながら、会長が行ったことを、または、会としての活動を眺めていただきたいと思います。4/28日、しばらくぶりに南北海道情報教育研究会(渡島)の総会に参加しました。その後すぐに、道南情報教育研究会ネットワークの懇親会(兼市川前会長を囲む会)に出させていただき、函館、桧山の役員、会員の方とも言葉を交わすことができました。5月初旬、北海道視聴覚教育研究連盟の事務局長、樅山教頭先生(札幌伏古北小)と連絡を取り合いお話しすることができました。残念ながら道の総会には、会議が重なって出席できませんでしたが、総会の資料をいただきました。その中では、渡島と函館の会長が道連盟理事となっていました。特に今回は、10/25,26日、北海道旭川市で第17回視聴覚教育総合全国大会、第64回放送教育研究会全国大会が開かれ、渡島からは金子智和先生(長万部中)が、テーマ別交流会の第7部会(ICTを活用した授業づくり=中学校=)で司会者として活躍いたしました。私はこちらも研究会が重なり残念ながら参加はできませんでした。道連盟へは負担金も送りました。10/25日、渡島管内(函館市で開催)が主管して開かれた、第41回北海道特別活動研究会に参加することができました。まず、桐花中学校の授業を参観した後、柏野小学校で宮森仁之先生の授業を見せていただきました。内容は「情報モラルについて考えよう」で、6年生のクラスで行われました。教室に溢れるばかりの参加者、取材陣が詰めかけていました(詳しくはインターフェイス11月号)。その後は「情報モラル部会」に出させていただきました。南北海道情報教育研究会(渡島教育研究会連絡協議会加盟)の研修としても参加いたしました。南北海道情報研といえば、昔からコンピュータに関わる研修会が売りのひとつでした。20年を過ぎてもずっと続いています。夏、冬の2回開催されましたが、こちらもしばらくぶりに参加することができました。機器、ソフトの使い方、モラル関係。これからもますます研修が必要となる模様です。時期は遅くなったのですが、南北海道情報教育研究会のWebページの会長挨拶を書き換えました。そして、最後がこの巻頭言を書くことです。最初にお話ししましたように、私の行ったことは情報教育研究会にとって建設的なことではなく、事務作業的なことが多かったのです。会を支える活動をしていただいたのは、函館、桧山の道南ネットワークの皆様、そして、渡島の全会員の皆様です。ありがとうございました。 また、南北海道情報教育研究会の活動にご理解をいただいております、渡島教育局を始め管内市町教育委員会のご指導、ご援助にも感謝申し上げたいと思います。今年度の紀要をご一読いただければ幸いに存じます。
南北海道情報教育研究会 会長 岡頭 愼一